理化学研究所では、優れた研究開発業績を挙げた以下の者に対し、理研栄峰賞(りけんえいほうしょう)ならびに理研梅峰賞(りけんばいほうしょう)を2024年3月12日付で授与しました。
2023年度「理研栄峰賞」受賞者・受賞業績一覧
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| 氏名(所属) | 業績名 | 
|---|---|
| Robbe Pauline (生命医科学研究センター)  | 
慢性リンパ性白血病の全ゲノムシーケンスによる、生物学的および臨床的特徴を有するサブグループの同定 | 
| 城口 克之、Jin Jianshi (生命機能科学研究センター)  | 
ロボットによるデータ取得とAIを用いた単一細胞遺伝子発現状態デコーディング | 
| 渡我部 昭哉、Skibbe Henrik (脳神経科学研究センター)  | 
マーモセットの前頭前野結合マップを作成・公開 | 
| 大西 哲哉、若杉 昌徳、須田 利美、 栗田 和好、塚田 暁 (仁科加速器科学研究センター)  | 
世界初のオンライン生成不安定原子標的を用いた電子散乱の成功 | 
| 辻 美和子、村井 均、佐藤 三久 (計算科学研究センター)  | 
エクサスケール級スーパーコンピュータによる画期的な格子細分化法粒子シミュレーションを用いたレーザー電子加速器の設計の最前線開拓 | 
| 鈴木 健大 (バイオリソース研究センター)  | 
多様な因子から構成される時系列状態遷移の安定性と因果解析に関する研究 | 
| 大野 博司 (生命医科学研究センター)  | 
インスリン抵抗性を制御するヒト腸内細菌の同定とそのメカニズムの解明 | 
| 島 康之、笹川 翔太、太田 仲郎、中冨 浩文 (脳神経科学研究センター、 生命医科学研究センター)  | 
脳動脈瘤発生における体細胞変異の寄与と薬剤治療の可能性の証明 | 
| 戸高 大輔、関 原明、内海 好規、田中 真帆、バシル クーラム、佐古 香織 (環境資源科学研究センター)  | 
エタノールによる植物への環境ストレス耐性強化の発見と応用 | 
| 石田 康博、Wang Xiang (創発物性科学研究センター)  | 
力学的な極性を持つゲルの開発 | 
| 阿部 英介、田渕 豊、玉手 修平 (量子コンピュータ研究センター)  | 
超伝導量子コンピュータ"叡"の開発 | 
| 坂本 成彦、山田 一成 (仁科加速器科学研究センター)  | 
超伝導線形加速器SRILACの開発と運用 | 
2023年度「理研梅峰賞」受賞者・受賞業績一覧
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| 氏名(所属) | 業績名 | 
|---|---|
| 川本 益揮 (開拓研究本部)  | 
ペロブスカイト化合物のアンモニア貯蔵能の発見 | 
| 島津 忠広、眞貝 洋一 (開拓研究本部)  | 
タンパク質ヒスチジンメチル化生物学の開拓 | 
| 北口 貴雄、玉川 徹 (開拓研究本部)  | 
ブラックホールからX線の偏光を初観測 -ブラックホール近傍のコロナの位置や形状が明らかに- | 
| 小嶋 将平、Parrish Nicholas (生命医科学研究センター)  | 
転移因子多型の疾患リスクの解明 | 
| 大澤 拓生、関根 俊一 (生命機能科学研究センター)  | 
デングウイルスのRNA複製酵素の立体構造の解明 | 
| 桂 廣亮、藤村 崇、榎本 泰典 (生命機能科学研究センター)  | 
オルガノイド培養を使った次世代型幹細胞疾患研究メソッドの開発 | 
| Poonperm Rawin (生命機能科学研究センター)  | 
次世代シーケンサーを用いた哺乳類雌の不活性X染色体の三次元構造の解明 | 
| 倉谷 滋、平沢 達矢 (開拓研究本部)  | 
シンクロトロン放射光X線マイクロCTにより解明された、4億年前の謎の化石パレオスポンディルスの正体 | 
| 磯村 拓哉 (脳神経科学研究センター)  | 
培養神経回路を用いた自由エネルギー原理の世界初の実証 | 
| 吉田 健祐、豊泉 太郎 (脳神経科学研究センター)  | 
ノンレム睡眠中のシナプス可塑性・記憶再編成に関する情報量最大化モデルの提唱 | 
| Malay Ali Andres、Oktaviani Nur Alia (環境資源科学研究センター)  | 
クモ糸の生物・材料データベースSILKomeの構築とそのビッグデータを利用した新規バイオ高分子の開発 | 
| 中村 友輝、Nguyen Van (環境資源科学研究センター)  | 
植物細胞のオルガネラコンタクトサイトが司る脂質合成制御の空間的理解 | 
| 玉木 峻、持田 恵一、野村 俊尚、石川 まるみ (環境資源科学研究センター、科技ハブ産連本部)  | 
効率的な大量回収のためのゲノム編集による遊泳不全ミドリムシの作出 | 
| 阪口 淳史 (量子コンピュータ研究センター)  | 
万能光量子コンピュータのための非線形フィードフォワードの実現 | 
| 後藤 雄二、延與 秀人 (仁科加速器科学研究センター)  | 
陽子内のグルーオンのスピンの向きを決定 | 
| 鈴木 宏、久保 敏幸、Ahn Deuk Soon (仁科加速器科学研究センター)  | 
超中性子過剰同位元素ナトリウム-39 の発見 | 
| 西村 俊二、Vi Phong (仁科加速器科学研究センター)  | 
加速器実験によるr過程の同位体比の再現に成功 | 
| 井上 伊知郎、矢橋 牧名 (放射光科学研究センター)  | 
X線照射と原子変位の時間的ズレの発見 | 
| 田中 隆次、田中 義人 (放射光科学研究センター)  | 
単一サイクル自由電子レーザーの実現に向けた新たな発振方式の提唱と基本原理の実証 | 
| 西山 朋子、小野田 愛子、松﨑 淳子、林 敬之、大野 清美、鈴木 美和子、藤澤 茂義、長井 淳、玉置 應子、磯村 拓哉、Jackson Kelly、Adams Jillian (脳神経科学研究センター、脳神経科学研究推進室、国際部)  | 
ライブトーク ニューロスクエアの企画・開催 | 
| 渡邊 功雄 (仁科加速器科学研究センター)  | 
理研RALミュオン施設を基軸とした国際研究協力の戦略的発展と国際的人材育成 | 
| 庄司 文由、三浦 信一、山本 啓二、児玉 祐悦 (計算科学研究センター)  | 
令和4年度のエネルギー危機に対応するための「富岳」の省エネルギー運用の確立 | 
| 平田 邦生、松浦 滉明 (放射光科学研究センター)  | 
大量の回折データから異なる構造情報を見いだす方法の開発 | 
- 理研栄峰賞
 - 「著名若しくは重要な賞の受賞に値する又はその受賞に繋がることが大いに期待される研究開発業績」又は「社会に強い影響を与えた研究開発業績」を挙げた者に対し、理事長が授与する賞
 - 理研梅峰賞
 - 「学会等において高い評価が期待される独創的な研究開発業績」又は「研究所内外への優れた貢献が認められる研究支援業績」を挙げた者に対し、理事長が授与する賞
 
