2026年度の理研ECL制度(RIKEN Early Career Leaders Program)の公募は、2026年4月下旬に開始予定です。
理研ECL制度は、2023年に公表した「新たな若手研究者育成・支援策」の下、若手PI育成制度である「理研白眉制度」を拡充して創設され、国内外の研究機関から有望な若手研究者が採用され国際的なリーダーを目指して独自の研究を展開しています。
特に女性チーム/ユニットリーダーにおいては、加藤セチプログラム枠を設け、毎年1,000万円を上限とする追加研究費を支給する等、手厚い支援を行っております。これは、理化学研究所が推進している、あらゆる属性の研究者が働きやすい研究環境の実現に向けた取り組みの一端です。しかし、女性PIの比率向上は、理化学研究所だけでなく国内を見ても困難な現状があり、日本全体の解決すべき喫緊の課題となっています。理化学研究所は、そのような現状に一石を投じるため、2024年度の理研ECL制度において、加藤セチプログラム枠限定の公募を行いました。その結果、幅広い分野から多くの応募があり、厳正な審査を突破した優秀な女性研究者が、理研ECL研究チーム/ユニットリーダーとして着任しました。
今年度も昨年度に引き続き従来の性別不問の公募を実施いたしますが、ダイバーシティの実現に向けた取り組みは、今後も継続・加速していきます。例えば、理研ECL研究チーム/ユニットリーダーとして着任された女性研究者は自動的に加藤セチプログラム対象者とします。もとより、男女を問わず新しい分野を切り拓く次世代の国際的リーダーを育成するのが、理研ECL制度の理念でありますので、多くの方のご応募をお待ちしています。
2026年度在籍者のデータ(2026年4月時点)
- 在籍者数:17名
- 女性割合:58.8%
- 在籍者の前職機関所在地:日本(理研を含む)、アメリカ、イギリス、ドイツ
公募内容(検討中の内容含む)
- 日程
- 2026年4月下旬公募開始予定(約3か月間)
- ※昨年度より1か月程度早まっております。
- 着任
- 2027年7月1日から2027年12月1日
- ※早期に着任を希望する場合は応募の際にご相談ください。
- 対象
- 性別不問
- ※採用された女性研究者については、加藤セチプログラムの支援の適応対象になります。
- 職種
- 理研ECL研究チームリーダーあるいは理研ECL研究ユニットリーダー
- 研究分野
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- 数理科学(純粋数学、応用数学、計算機科学、情報科学、人工知能等)
- 物理学Ⅰ(素粒子, 原子核, 宇宙等)
- 物理学Ⅱ(物性等)
- 化学
- 生命科学
- 工学
- 人文・社会科学(上記分野との境界領域・融合領域)
- 処遇
- 任期制。任期中に、無期登用審査を申し出ることができます。
- 審査基準
- 提案された研究課題の、学術的・社会的重要性、独創性・革新性、実現可能性(研究方法・計画の妥当性、これまでの業績・成果)およびPIとして研究室のスタッフを統率し、研究活動を推進する意欲と能力などに基づきます。
- スタートアップ
- 通常の研究費に加えて、ラボの立ち上げ支援として、十分なスタートアップ費を支援します。
- メンター
- 理研ECL制度では、若手PIに対して経験が豊富なメンターを2名配置し、研究室運営やキャリアパスなどに関する各種相談に対応します。
- 支援策
- 加藤セチプログラムの支援対象となった場合、通常の予算に加え、毎年1,000万円を上限とする追加研究費を支給することが可能です。
- 産前産後休業・育児休業を取得した場合、その分の任期延長が認められます。
- 理研では全所的な取り組みとして、事業所内託児所(和光、横浜、神戸)、研究中断からの復帰支援、妊娠・育児・介護中の研究支援者人件費助成など、各種仕事と生活の両立支援制度を充実させております。
- 夫婦帯同雇用を希望される場合など、不明点がございましたら応募時にご相談ください。
