理化学研究所(理研)横浜事業部は7月12日(日)、帆船日本丸・横浜みなと博物館 日本丸訓練センター(横浜市)で「理研よこはまサイエンスカフェ」を開催し、中学生から一般の方まで、多くの皆様にご参加いただきました。
今回は、理研 生命医科学研究センター レトロトランスポゾン動態研究チーム 三好 知一郎 チームディレクターが、「生物の寿命とDNAの形 ~線と輪で異なる生存戦略~」をテーマに講演しました。
講演する三好 知一郎 チームディレクター
講演では、研究者を志したきっかけや幼少期のエピソードに続き、DNAの構造や細胞老化の仕組みについて解説。特に、線状DNAの末端に存在する「テロメア」が細胞の寿命と深く関わっていることや、テロメアを伸長する酵素「テロメレース」の働き、さらに老化やがんとの関係について、最新の研究成果を交えながら紹介しました。また、線状DNAを持つ生物は寿命という制約を受ける一方で、有性生殖によって多様性を獲得してきたことが説明され、「私たちは寿命と引き換えに無限の多様性を獲得した」という言葉で講演は締めくくられました。
会場の様子
後半の質問タイムでは、DNAの進化や高校生のうちに身につけておくべき基礎知識などについて多くの質問が寄せられ、活発な質疑応答が行われるなど、参加者の科学への高い関心がうかがえました。
質問タイムの様子
関連リンク
- 2026年7月12日イベント「理研よこはまサイエンスカフェ『生物の寿命とDNAの形〜線と輪で異なる生存戦略〜』」
