2026年9月7日
自然科学研究機構分子科学研究所
理化学研究所
総合研究大学院大学
水溶液中のヘムタンパク質のスピン状態の観測に成功
-ミオグロビン水溶液の軟X線吸収分光測定-
自然科学研究機構 分子科学研究所/あいちシンクロトロン光センターの杉本 泰伸 研究員、理化学研究所 計算科学研究センター 量子系分子科学研究チームの水流 翔太 特別研究員、自然科学研究機構 分子科学研究所/総合研究大学院大学の長坂 将成 助教の研究グループは、ポルフィリン環のN K吸収端の軟X線吸収分光測定と内殻励起計算により、室温の水溶液中のミオグロビンのヘムのスピン状態の観測に成功しました。ポルフィリン環のC=N π*ピークが、ポリペプチド鎖に含まれる窒素原子の寄与に埋もれることなく観測されることを発見しました。解析により、ミオグロビンに代表されるヘムタンパク質のスピン状態は温度やポリペプチド鎖の影響を受けるため、機能を発現した状態でのその場測定が重要なことを示しました。
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原論文情報
- DOI : 10.1039/D6CP00764C
報道担当
理化学研究所 広報部 報道担当
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