川口 喬吾 主任研究員(開拓研究所 川口生体非平衡物理学研究室)が、公益財団法人稲盛財団による研究助成プログラム「稲盛科学研究機構(InaRIS:Inamori Research Institute for Science)フェローシップ」のフェローに選ばれました。
InaRISフェローシップは、稲盛財団が創設35周年を迎えた2019年に新たに開始した研究助成プログラムで、短期的な成果を求めず、研究者が「科学を愉しむ」ことを理念に、好奇心に基づく壮大なビジョンと可能性を秘めた基礎科学研究を長期的に支援するものです。フェローには毎年1,000万円の研究費が10年間にわたり継続的に助成されます(総額1億円)。
研究テーマ
インテリジェントマターの創発原理の解明
研究概要
生き物はエネルギーを使って自分の状態を保ち続けています。物理学ではこれを「非平衡系」と呼びますが、川の流れや天気の移り変わりも同じく非平衡です。では、生命は何が特別なのか?私は、生命がただエネルギーを使うのではなく、環境に応じて「うまく」使っているところ、いわば知的な物質である点にこそ鍵があると考えています。この「インテリジェントマター」の物理を探究することで、生命とは何かという問いに、新しい角度から光を当てたいと思っています。
