理化学研究所(理研)は、国立がん研究センター(NCC)と2026年2月、2016年に締結した連携・協力に関する覚書(MoU)を更改注)し、日本の創薬を阻むボトルネックを突破し、革新的な医薬品を社会へ届けることを目指し、我が国の医療課題の解決に向けた連携を強化しています。
2026年8月5日には、LINK-Jとの共催にて、「創薬共創シンポジウム 日本の創薬力を解き放つ -理研・NCCが挑む創薬ボトルネックの突破と社会実装の加速-」をLINK-J GLOBAL LIFESCIENCE HUB(東京都中央区)で開催しました。
シンポジウムでは、放射性医薬品を用いた治療の課題と、その解決に向けた両機関の取り組みについて、生体内合成化学やα線核医学を用いた治療を紹介しました。また、創薬プロセスを革新する新しいアプローチとして、AI・ハイパフォーマンスコンピューティング(HPC)・がん臨床マルチモーダルデータを融合した「数理創薬」を切り口に、理研の量子コンピュータやHPCの医学への応用例、NCCの保有するがんデータを活用した創薬・臨床開発へつなぐ統合AI基盤を紹介しました。
続いて、産官学のキーパーソンによる創薬共創の未来像を語るセッションを実施しました。創薬における「死の谷」の一因とも言われるアカデミアと産業界間のギャップについて、各パネリストが意見を交わし、今後の発展を期待するコメントが多く寄せられました。
また、開催に際して、文部科学省大臣官房(研究振興局及び高等教育政策連携担当)の生田 知子 審議官、厚生労働省大臣官房(危機管理・医務技術総括)の眞鍋 馨 審議官(厚生労働省 国立高度専門医療研究センター支援室 染谷 輝 室長代読)、国立がん研究センターの間野 博行 理事長、理化学研究所の五神 真 理事長より挨拶が行われ、両者の連携強化による日本の創薬力強化に向けた期待が示されました。
- 注)2026年2月18日お知らせ「理化学研究所と国立がん研究センターが連携・協力に関する覚書を更改し、医療課題の解決を加速」
関連リンク
- LINK-Jウエブサイト「理化学研究所・国立がん研究センター・LINK-J「創薬共創シンポジウム 日本の創薬力を解き放つ」を開催(8/5)」
- 2026年8月5日 イベント「創薬共創シンポジウム 日本の創薬力を解き放つ」
