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2026年9月4日

理化学研究所

「第32回理化学研究所里庄セミナー」を開催しました

2026年8月22日、理化学研究所(理研)は科学振興仁科財団と共同で「第32回理化学研究所 里庄セミナー」を岡山県里庄町の仁科会館で開催しました。仁科 芳雄 博士(1890~1951年)の故郷・里庄町に、科学に関心を持つ子どもから大人まで100名以上が集まり、会場はほぼ満員の大盛況となりました。

仁科博士は、日本の原子核物理学の父であり、第4代所長として理研の発展に大きく貢献しました。本セミナーは仁科博士の業績を顕彰する事業として1992年に始まり、コロナ禍による休止期間を除いて毎年開催され、今年で第32回の開催となります。

まず、「腸内細菌叢と健康・病気」と題し、 生命医科学研究センター 粘膜システム研究チームの大野 博司 チームディレクターが講演。人間の腸の中に広がる細菌の世界について紹介し、多様な細菌がいかに私たちの健康や病気と結びついているかを分かりやすく解説しました。日常生活に直結する身近な話題ということもあり、活発な質疑応答が行われました。

大野 博司 チームディレクターが講演している様子の写真大野 博司 チームディレクター

続いて、「新元素でがん治療! ~理研RIビームファクトリーがつくるラジオアイソトープ~」と題し、 仁科加速器科学研究センター 核化学研究開発室の羽場 宏光 室長が講演しました。原子や元素、ラジオアイソトープ(RI、放射性同位元素)に関する基礎的な説明から、人工元素の合成方法、新元素の探究、そしてRIのがん治療への応用までを、丁寧かつ分かりやすい語り口で解説しました。参加者は、最先端の物理学が人間の病気の治療に役立っているという話に熱心に耳を傾け、多くの質問が寄せられました。

羽場 宏光 室長が講演している様子の写真羽場 宏光 室長

講演後も、質問をしようと多くの参加者が講師のもとへ集まり、今回の講演内容に対する関心の高さがうかがえました。

「理化学研究所里庄セミナー」は、来年も開催を予定しています。詳細は理研ウェブサイト等でご案内しますので、科学に興味のある皆さまのご参加を心よりお待ちしています。

関連リンク

2026年8月22日イベント「第32回理化学研究所里庄セミナー

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