
元 ゲノム科学総合研究センター(GSC)所長である和田 昭允 名誉研究員が、2026年10月18日に逝去されました(享年97歳)。突然の悲報に接し、心よりお悔やみ申し上げます。
和田 昭允 先生は、1998年に理化学研究所GSCの所長に就任され、設立から6年間にわたり勤められました。当時の国際ヒトゲノム解読プロジェクトに貢献されるとともに、ゲノム、遺伝子、タンパク質、代謝産物から生物個体に至る各階層の要素データの解析に統合的に取り組む、先進的な組織運営を進められました。また、独自技術開発の重要性を強調され、ゲノムをはじめとする大量のデータ解析を想定した計算科学を主体とする部門の整備にも取り組まれました。その先見性と高い指導力による研究活動の展開は、まさに現在のライフサイエンス研究を進める上での基盤となっています。
理化学研究所では、和田先生の築かれた礎を基に、さらなるライフサイエンス研究の進展に注力していく所存です。
今日のライフサイエンスの礎を築かれた和田先生の多大なるご貢献に、ご功績に、深甚なる敬意と感謝を捧げますとともに、謹んで哀悼の意を表します。
2026年10月22日
理化学研究所理事長 五神 真
